お金、時々歯の話 デンタルオフィスしゅう

勤務歯科医師をしているしゅうです!歯科医療を中心とした医療、健康に関する話題、また経済、金融関係も詳しいので情報発信していけたらと思っております!

貯蓄の大切さについて思う事

 みなさんこんにちは!週末いかがお過ごしでしょうか❓

前回の続きでお金にまつわる話をしていこうかと思います。

 

 私達の多くは特に何も考えずに生活していると、稼いだら稼いだ分だけ使ってしまう傾向があります(パーキンソンの法則)。

 

 収入が増えたら、それに見合ういい家に住もうとしたり、そのステータスにふさわしい車、服を購入しようとしたり、外食にいく頻度が増えたりといった具合に^^;

 

 僕の周り(歯科医師仲間が多い)なんかは特にこんな人ばかりです😅

 

 こういう生活してる方は今を楽しめている方、リア充な人が多いと思いますが、月末、給料日前には銀行口座に大して残金が残ってない結果となります。

 

 この繰り返しで、数ヶ月、数年、数十年たとうが、大してお金は溜まっていかないですね。

 

 今は楽しく過ごせるとおもいますが、いざ不測の事態があった時に対処が困難になります。

 

 今の幸せも大事なのはもちろんですが、中長期的なスパンでの幸福を考えた行動をする必要があるのです。

 

 特にコロナショックで今後の世界の動向が不安視される今こそ!!

 

 自分や自分の家族の10年後、20年後。30年後の幸せを思い浮かべながら今を行動し、意思決定していく事が重要です。

 

 何か購入する時、一度考えてみてください。

  『この意思決定は自分あるいは自分の家族に中長期的な幸福をもたらすか?』と。

 

その行為が極めて短期的な快楽、欲求を満たすだけのものであれば、ぐっとこらえて我慢するのが賢明です。

 

 昔、童話で読んだ、アリとキリギリスの話を思い出してください。

 

  ある夏の日、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌いながら楽しく過ごしていました。一方、アリは来たる冬のために食料を一生懸命に運んでいました。

 キリギリスは、

 『食料をわざわざ運ばなくてもたくさんあるじゃないか』

 と話しかけると、アリは、

 『今はたくさんあるけど、冬になると食べ物はなくなってしまうよ』

  と答えました。

 しかしキリギリスは、

 『まだ夏は始まったばかり。楽しく歌って過ごせばいいのに』

 と、アリをからかい、再びバイオリンを弾き始めました。

 やがて秋になっても、キリギリスは遊んで暮らし、冬がやってきました。

 キリギリス派は食料を探すものの、周りには何もありません。

 お腹がすいて困り果てたキリギリスは、アリが食料を集めていた事を思い出し、分けてもらおうとアリの家を訪ねました。

 キリギリスは夏の間に働いていたアリをからかってしまった事を思い出し、食料を分けてもらえないのではと思っていましたが、アリは、

 『どうぞ食べてください。その代わり、キリギリスさんのバイオリンを聞かせてください』

 と言ってくれたのです。

キリギリスは涙を流して喜び、張り切ってバイオリンを弾きました。

 そして次の年の夏からは、真面目に働くようになったそうです。

 

 

 というストーリー、ちなみにこれは日本版に改変されたストーリーで、

外国ではキリギリスが、

 

 『食料を分けて欲しい』とアリの家を訪ねると、アリは、

『夏は歌って過ごしていたのだから、冬は踊って過ごせばいいんじゃない?』

 と言い放ち、扉を閉めて追い返してしまいました。

 そしてキリギリスは、そのままアリの家の前で死んでしまうのです。

 という若干シビアな内容になっています^^;(なぜか僕の幼少期の記憶ではこちらの記憶が残っています^^;)

 

 教訓としては、特に後の方のストーリーにおいて、目の前の楽しさに溺れ、先の事を考えないと、後で苦しむという事です。

 

 幼少期に読んだ童話ですが、人生を送っていく上で物凄く重要な教訓を教えてくれますね!

 

 人それぞれ、生活していく上でかかるコストは違いますので、まずは、一ヶ月生活していく上での必要最低経費を把握する事が大事かと思われます。

 

 そして後はひたすら地道に貯蓄あるのみ❗️そう、アリとキリギリスのアリのように地道に^^;

 

 来たるべき冬に備えて、蓄える事によって将来における幸せを構築していきましょう❗️

 また次回以降も話の続きをさせていただきますね。

 

 ではまた、みなさんお体にきをつけてくださいね❗️

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日本人の懐事情の分析②

 みなさんこんにちは❗️今日は前回のお話しの続きをさせていただきますね😃

二人以上で暮らす世帯の平均貯蓄額は、1139万円

                 中央値は、419万円 

 

 

一方で貯蓄ゼロ世帯も23.6パーセント存在します。

 この平均貯蓄額1139万円というのは貯蓄ゼロ世帯も含めた数字でありまして、

 金融資産保有世帯の平均貯蓄額は1537万円

            中央値は800万  

  となります。

 貯めてる人は結構貯めてますね❗️

 年代別では、(世帯主の年齢)

  20代  平均値220万円   中央値165万円

  30代  平均値640万円   中央値355万円

  40代  平均値880万円   中央値550万円

  50代  平均値1574万円  中央値1000万円 

  60代  平均値2203万円  中央値1200万円

  70代  平均値1978万円  中央値1100万円

60代では退職金がはいる人が多いというのもあり、ぐっと数値があがりますね。

特に還暦を迎える人の平均貯蓄額は2900万円にもなります。

 

 といったところまで前回お話しさせて頂きました😃

やはり、平均値を見ると、

 『みんな、めちゃ貯蓄してるやん💦』

って焦る人が多いと思いますが、中央値を見ると、少しホッとする人も多いかなと^^;

まあ、この数値がコロナショックによる今後の不況によって多少下がってくるとは思いますが、自分のペースメーカー、目標、参考とするうえでは、高めの数値を意識した方がよいかと思います。

 中央値が現実的な数字とはいえ、僕の感覚ではこの数値くらいの貯蓄だと、

 不測の事態(解雇、大病etc..)があった時に対応する予備力が不十分かと思います。

 また、不況云々に関わらず、

  結婚費用      約386万円

  子供の教育資金   約2650万円

  住宅購入費     約3945万円

  葬式        約196万円

 等々、人生の各イベントの出費も中々のものです。 

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 40代の世帯貯蓄の中央値の550万くらいでは、例えばたまたま葬式が二回続いただけで貯蓄がほぼなくなりますね(実際は香典があったりするのでそこまではいかないですが^^;)

 こうしてみると、普通に世帯を持って、普通の人生送るだけでもお金ってかかりますよね❗️

 また、このようなデータもあります。

    貯蓄がない人の割合

 収入0         :54.5パーセント

 年収300万未満     :40.5パーセント

 年収300〜500万円未満 :29.8パーセント

 年収500〜750万円未満 :23.7パーセント

 年収750〜1000万円未満 :15.7パーセント

 年収1000〜1200万未満  :20.3パーセント

 年収1200万円以上    :8.7パーセント

 

 年収低い人が貯蓄低いのはわかるのですが、年収1000万超えても意外と貯蓄のない人が割といるのがわかりますね💦

 これは、パーキンソンの法則というのがあって、

   支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

   といった事に起因しています。

  かく言う僕も、ついこないだまでこの法則にぴったり該当してました😅😅

 

  収入が増えると、気持ちが大きくなって、ついつい出費が増えがちになります。

  しかし、日本は累進課税ですので、

  額面の給料が増えても、引かれる税金が増えて実際の可処分所得(手取り)は思ったほど増えないです。

  加えて気持ちが大きくなっているので

  『収入増えたし、車をグレードの高いのに買い換えようか!』

  『給料余裕あるし、評判のいい店に飲みに行ってみんなに奢ってあげようか!』

  『週末は家族でおいしい店に外食をしよう!余裕あるし!』

  『海外旅行に行こう!』

  『収入増えたし、ステータスに見合ったブランド物のいい服を買おう!』

  『家買おう!』

  といった発想になりがちです。

  結果的にやはり月末、意外とあまりお金が残っていなくて、

  『あれ、なんでこんだけしか残ってないの?』

  『なんに使ったっけ?』

 となって、

  『まあいっか、日々楽しく過ごしてるし、給料いいし、またお金入ってくるし^^;』

 って思って同じ事の繰り返しに..。

 

結局、高所得者もいざ不測の事態があった時に、人生詰んでしまう人が意外といるのです😅

  途中ですが、また次回話の続きをさせていただきますね^^;

 みなさん、体には本当に気をつけてくださいね❗️

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

日本人の懐事情の分析①

みなさんこんにちは❗️

 今回は前回の続きで日本人のお金に関する事情をお話ししていきたいと思います。

 参考にする事によって今後のライフプランにおけるペースメーカーの一つになればと思います😃

 

 

 まずは日本人の平均年収を見てみましょう😃(サラリーマンのケース)

 ちなみに年収というのは、社会保険料や源泉所得税、その他の控除(住民税、積立金等)が引かれる前の総所得額を指します👀

 

 国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の平均年収は441万円との事です。

 

 これは一家全体の収入ではなく個々一人あたりの収入ですね👀

 

 

 年齢別で見てみますと

  年齢     全体   男性   女性

  20〜24歳   262万  279万  243万

  25〜29歳   361万  393万  318万

  30〜34歳   407万  461万  315万

  35〜39歳   442万  517万  315万

  40〜44歳   496万  569万  308万

  45〜49歳   519万  630万  310万

  50〜54歳   516万  677万  302万

  55〜59歳   516万  669万  298万

  60〜64歳   396万  508万  232万

 となります。

 結婚していない一人暮らしの方はこの数値が参考になるかと思います。

 

 男女において年数進むにつれて年収の増え方にかなり差がありますね👀❗️

 女性の場合はライフプラン立てる上でこのようなデータを参考にしたほうがいいかと思われます。

 男性のように年功序列でどんどん上がっていくわけじゃないですよ❗️

 

 まあ、男性も特にこれからの時代、年功序列は崩壊するものと思われますが💧

 

 コロナショックで世が不況になると、企業は固定費、人件費カットで派遣社員や、仕事は大して出来ないのに年数だけ重ねて昇級重ねてるベテラン社員も首切りの対象になってきます😵

 

 

 続きまして日本人の世帯年収の平均は551.6万円。

 

これは家族全体での収入、共働き世帯、シングルマザー世帯等含んだ平均です。

 これはすべての世帯の平均値であって、

   中央値に関しては420〜430万円となります。

 ここででてくる中央値とは、数値を小さい順に並べた時、中央に位置する値の事です。

 例えば、5人の年収がそれぞれ100万、200万、300万、400万、3000万だった場合、

 平均年収は(100万+200万+300万+400万+3000万)➗5=800万となりますが、

 中央値となると、小さい方から順番に並べて、100万、200万、300万、400万、3000万の真ん中の300万という事になります。

 つまり平均年収というのは極端に年収の高い(低い)人がいるとその数字に引っ張られて、実感している数値とかけはなれたものになる事があり、中央値のほうが一般庶民の感覚に近いものとなっています👀

 続いて(世帯主の)世代別平均世帯年収

  20代  約376万円

  30代  約574万円

  40代  約702万円

  50代  約782万円

  60代  約534万円

となっております。

 現在、夫婦の共働き率が67パーセントとなっておりますので世帯収入になるとぐっと数字があがりますね⤴️

 育児の問題等もありますが、世帯年収が同じだとしたら、夫婦共働きのほうが、世帯主のみが働くよりもトータルでかかる税金が安くて済むケースが多いです😊

 

 50代にもなってくると役職につく方も増えますので一番年収が高く、60代は多くの方が定年を迎えるので年収も下がります。 

 

今度は平均貯蓄に関して

  まずは独身者は

      平均値   中央値

  20代  106万円  5万円

  30代  359万円  77万円

  40代  564万円  50万円

  50代  926万円  54万円

  60代  1335万円  300万円

 このようになっております。

一般的に世帯をもっている方よりも必要経費は少なくて済むのでこのような結果なのかなとも思います。

 ただ僕の感覚でいうと、この中央値の値だと、100万も貯蓄あれば結構優秀という事になりますが、不測の事態があった時に対応が難しいと思います。

 大病するかもしれませんし、コロナショックで会社解雇されるかもしれませんので、なるべくそういう時のための予備力が必要です。

 

 まずは目標として貯蓄100万を目指し、あとは各年代の平均値を意識したほうがいいのではないかと思います。

  

 

 続いて二人以上で暮らす世帯の平均貯蓄額は、1139万円

                 中央値は、419万円 

 となっています。

 

一方で貯蓄ゼロ世帯も23.6パーセント存在します。

 この平均貯蓄額1139万円というのは貯蓄ゼロ世帯も含めた数字でありまして、

 金融資産保有世帯の平均貯蓄額は1537万円

            中央値は800万  

  となります。

 貯めてる人は結構貯めてますね❗️

 年代別では、(世帯主の年齢)

  20代  平均値220万円   中央値165万円

  30代  平均値640万円   中央値355万円

  40代  平均値880万円   中央値550万円

  50代  平均値1574万円  中央値1000万円 

  60代  平均値2203万円  中央値1200万円

  70代  平均値1978万円  中央値1100万円

60代では退職金がはいる人が多いというのもあり、ぐっと数値があがりますね。

特に還暦を迎える人の平均貯蓄額は2900万円にもなります。

 

 途中ですが、今回はここまでとさせて頂きまして、次回また続きをお話しさせていただきますね�😅!

 それではみなさん、お体に気をつけて❗️

 

 

 

 

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お金は大事❗️

みなさんこんにちは❗️

 今日はお金の話を少しばかり😅

 

 普段、日常生活を送っていて、特に日本においてはお金の話をするのはタブーであり、他人がどれくらいの給料をもらっていて、いくら貯蓄があるのかが、なかなか想像つかないですよね😅❓

 

 故に、なんとなく自分の先入観、偏見で周りの懐事情を判断し、勝手に現状に満足したり焦っている方、多いと思います。

 

 その方の家族構成、人生設計によって必要なお金は違うものですが、あらゆる日本人の平均値を一つの参考にするのは非常に有効かと思います。

 

 一つ、僕の失敗エピソードを言いますと、歯科医師国家試験に合格して

 『やった!歯医者なったしこれで一生勝ち組やし豪遊して暮らせるわ!』

って思ってました😅

 研修医の時の給料は微々たるものでしたが臨床でて2年目から給料が順調に上がり、その後3年くらいで貯蓄が1000万を超えました。

 

 そのあたりから調子にのって同僚の歯科医達と飲みに行きまくり奢りまくりといった生活に染まってしまい、貯蓄ペースに一気にブレーキがかかりました^^;

 

 ただ、その当時の若手同僚の歯科医師仲間達はどんぶり勘定の奴ばかりで、みな貯蓄100万前後くらいでしたので、

 『かなり俺金持ちやん👊❗️』

って感じでした^^;

 

 その後、結婚した後も飲み会行きまくり、ブランド物買いまくり、多額の税金、保険払いまくりのメタボ生活が続いてました。

 

 結局なんやかんやで40歳手前くらいまでそのような生活スタイルが続いて、給料は比較的最初から良かったものの、その後の伸びがあまりなかったので、同世代の他業種の友達、身内に次第に差を縮められ、時に追い越され..😭

  当初楽観的だった僕も次第になんでそこそこの給料なのに貯蓄が全然増えないのかと悩むようになりました。

 

 その頃、実家の家族に不幸があり、これまで忙しさもあってあまり頻繁に帰らなかった実家に帰って、父親と話をする機会が増えました。

 実家は自営業を営んでおり、父親はお金に対して昔からシビアでした。

 

 父親と酒を飲みながら話をして、現状を叱責され、歯科界という極めて狭い社会だけで生活していた僕は目が醒める思いでした。

 

 また、同じ時期に親しくなった友達が一般的なサラリーマン職で給料も平均的なものであるにもかかわらず、子供三人を養い、計画的に貯蓄をして、経済的な不自由もなく幸せそうな家庭を構築しているのもかなり衝撃的でした。

 

 かなり間違った価値観、ドクターは金持ちでそれ以外は普通といった先入観が根底から崩れ落ちました。

 

 まず、同世代の平均所得や平均貯蓄額を分析して、改善を要する部分、僕で言えば貯蓄不足がありましたので、収入を伸ばし、支出を減らすことを務めました^^;

 メタボ家計生活に慣れていた自分たちにとって生活水準を落とすのがなかなか難しかったですね💧嫁ともたくさん喧嘩しました😅

 嫁も外食、ブランド生活に慣れていたので、急に生活の方針転換を言われて、当初かなり戸惑ったようです。

 しかし半年、1年と継続しているとブツブツ言いながらも次第にその生活に順応していってくれました。

 

 歯科医師というのは 人体、歯に関する勉強は膨大な量をこなしてきているのですが、日常生活におけるお金の管理、税金、資産運用等に関してはずぶの素人ですので、経済、経営、税金、資産運用etcの勉強もたくさんしました。

 

 去年、子供も生まれて、子育て費用がかかるのと、何と言ってもコロナウィルスによる今後の経済の変化もあり、今後の人生設計においても貯蓄は多くあるにこしたことはないので、今後も本業の歯科医師業をまず第一に、しっかりと資産構築していきたいと思っております。

 って、ちょっと今回は自分の話ばかりしてしまいましてすいませんでした💦

 次回、またお話しの続きをさせていただきたく思います😊

それではみなさん、お体に気をつけて❗️

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