お勧め❗️キシリトール、リカルデントが歯に健康をもたらす効果
みなさんは普段、ガムを噛むことはあるでしょうか❓❓
ガム自体の市場はピーク時から比べて4割も減少していますが、そんな中で、グミ、タブレット市場はこれまでの10年間で6割増えて成長を続けているようです。
私もタブレットが好きで、よく通勤時に噛んでいますが噛むことにより脳内の血流が増え、脳の運動野や感覚野、前頭前野、小脳などが活性化します。頭が活性化した状態で診療に挑めています。
ただ、なんといってもタブレットを噛むメインの目的はその成分が歯に与える効果によるところが大きいです。
中でも今回は代表的な成分であるキシリトールとリカルデントについてお伝えしたいと思います。
キシリトールとは糖アルコールという甘味炭水化物の仲間で自然界では多くの野菜や果物にも含まれています。 タブレットに含まれているキシリトールは人工的に作られたものですが自然界にあるキシリトールと分子式は同じなので両者に差はありません。
通常の糖類は摂取することでお口の中の虫歯菌(ミュータンス菌)に取り込まれ、歯垢(プラーク)を形成します。
プラークの中で虫歯菌はさらに増殖し、糖から酸をつくります。
酸によって歯(エナメル質、象牙質)からカルシウムやリンが溶け出します(脱灰)。そして歯に穴があいて虫歯に発展していくのです。
キシリトールを始めとする糖アルコールは摂取することによって虫歯の原因となることはありません。糖アルコールは口の中で歯を溶かす酸を生成しないのです。
また、キシリトールには、虫歯の発生や進行を防ぐという、他の糖アルコールにはない特徴があります。キシリトール含有タブレットを一定期間口の中にいれると、虫歯の原因となる歯垢がつきにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯が硬くなります。さらに、キシリトールには、虫歯の大きな原因であるミュータンス菌の活動を弱める働きがあります。
次にリカルデントに関して
アルファベットでRenaldent(商標名)
Re(再)、cal( カルシウム)、dent(歯)となります。
casein phosphopeptide-amorphous calcium phosphateカゼインホスホペプチド•非結晶リン酸カルシウム複合体、略してCPP-ACPという化学合成物の事です。
CPP-ACPは牛乳由来成分の牛乳カゼインを虫歯予防効果を高めるために人工的に作り出したものです。
効果としては
- 耐酸性効果 歯の質を酸に溶けにくいものにします。
- 脱灰抑制効果 歯のカルシウムが溶け出す脱灰を予防します。
- 再石灰化効果 微量の溶け出した歯の表面にミネラルを供給して修復します。
食後、口の中は酸性に傾き、虫歯ができやすい環境になります。これが元の中性付近に戻るには唾液の働きが必要になります。
キシリトールは虫歯の原因にならないガム、リカルデントはエナメル質を修復して、歯を丈夫にするガムといえます。
非常に歯にとって有益ですのでみなさんも日常生活の中で積極的に摂取しましょうね❗️