お金、時々歯の話 デンタルオフィスしゅう

勤務歯科医師をしているしゅうです!歯科医療を中心とした医療、健康に関する話題、また経済、金融関係も詳しいので情報発信していけたらと思っております!

インプラントの構造について

 みなさんこんにちは❗️本日はまた季節が冬に戻ったかのような寒さで午前中は軽く雪が舞ってましたね(^_^;)

 職場であるクリニックは神戸の高層ビルの上層階にあるのですが、窓から下を見渡すと、新型コロナと寒さのせいか人影は凄くまばらです💧こういうのを見るとこのウィルスが皆様の生活、経済にも甚大な被害をもたらしているんだなと実感させられます。  今回は歯科で欠損治療における選択肢の一つであるインプラントに関してお話しさせて戴きます。

 インプラントは3つの部分から構成されています。

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インプラントの構造

 図のようにフィクスチャー、アバットメント、上部構造という3つの構造を組み合わせることにより、人工の歯としての機能を遺憾なく発揮することができます。 

 フィクスチャーは自分の天然の歯でいう根っこの部分にあたります。チタンという人間の体になじみの良い材質で出来ており、埋めてから期間を置くことにより骨と強固に結合し、ご自身の健康な歯と変わらない感覚で食事ができます。

上部構造は自分の歯でいうまさに白い歯の部分、アバットメントはフィクスチャーと上部構造を接続する土台となる構造物です。

 上部構造とアバットメントはフィクスチャーから外すことができるので(患者さん自身では外せませんが)、例えば上部構造のセラミックが割れたら外して修理できます。

 もしインプラント周辺の歯肉が腫れた場合は、上部構造、あるいはアバットメントを外して、腫れの原因となっている中の汚れをお掃除して腫れを鎮める処置をおこなう事ができます。

 上部構造の素材としてはいくつかあるのですが、僕は強度と美しさを兼ね備えたジルコニアという素材を好んで使用しています。

 これらの構造、特製により、

 ご自身の天然の歯と変わらない見た目で

 何でも噛めて

 メンテナンスもしやすい

 みなさんがいきいきとした人生を送る上で非常に役にたつものであると思っております。

 また次回以降、インプラントについては詳しくお話しさせていただきますね❗️